シェアリングエコノミーは新しくない 〜漫画やアダルトビデオは昔からシェアされてきた〜

公開日: : 最終更新日:2015/05/07 シェアリングエコノミー , ,

Kashiwara

 

akippaのプロジェクトを始めたころ『シェアリングエコノミー』というバズワードに乗っかることになるとは思ってもみませんでした。

 

当時私たちは『駐車場予約アプリ』をつくるために、契約されていない月極駐車場や、使っていない個人宅の車庫を登録していってもらいました。

 

 

これが『シェアリング』であるという意識はまったくなく、サービスローンチ前の2014年1月、大阪市主催のイベントでakippaのピッチをした際に、審査員の経営者さんから『シェアリングエコノミー』というワードを初めて聞きました。

 

2014年4月25日にakippaをリリースすると、翌月にAirbnbが日本法人を立ち上げます。そして2014年5月のIVS Launch Padでスペースマーケット(2014年4月28日サービス開始)が準優勝。

 

どんどんシェアリングエコノミーという言葉が日本でも広がりました。

 

 

そんな事情もあって「シェアリングという新しいことをやっていますね。」とよく言われるのですが、シェアリングは全然新しいものではないと思っています。

 

小学生の頃はクラスの誰かが買った『少年ジャンプ』をシェアしていたし、中学生になると『アダルトビデオ』のシェアが凄かったです。高校時代は『少女漫画』がクラス中でシェアされていました。(ピーチガールが好きでした)

 

 

小さい頃、家に帰るとインターホンがなって、同じマンションに住んでた友人のお母さんが、時々余った肉じゃがやカレーを持ってきてくれたりしてくれていました。一方で卵を借りにくることもありました。これも全部シェアリングです。

 

 

私は大阪府柏原市出身なのですが、柏原市の広報誌には昔から「譲ります」「譲ってください」というリストが並んでいて(トップの写真)、シェアリング特集があります。(メルカリにリプレイスされたのか、平成26年から有料のものは掲載されなくなりました 笑)

 

 

こういったカタチで小さい場だけで、行われてきた『シェアリング』ですが、インターネットを合わさっただけで、世界中の見ず知らずの人ともシェアできるようになりました。

 

しかしスマートフォンが普及するまではシェアサービスがなかなか流行りませんでした。

 

akippaのユーザーさんの大半は、出先で駐車場を探す行動をとります。また現地に行ってからホテルを確保できず、そこからAirbnbを検索する人も多くいます。

 

PtoPのシェアサービスは、スマートフォンがなければ厳しい側面がありました。スマートフォンがシェアの可能性を大きくしたと思います。

 

 

私の解釈でいうと、シェアリングビジネスとは、『昔から行ってきたシェアを、スマートフォンでつなげた』というだけです。

 

 

だから新しくもなんともなく、クールな仕事ではありません。ひたすら泥臭い仕事ばかりです。

 

それが当社の強みなので、これからもしっかりやっていきます。
 

 

 

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1984年生まれ。akippa株式会社の代表取締役社長。2009年2月に会社設立。2014年4月から駐車場シェアリングアプリ「akippa」を運営。2014年12月に、IVS 2014 Fall Launch Padで優勝。2014年までのブログはコチラ