営業経験しかない人の起業

公開日: : 最終更新日:2016/01/12 仕事 , ,

営業会社でトップクラスの営業担当が起業すると、受託などですぐにお金を稼ぐことができる。しかもたとえ自社にエンジニアがいなくても、とってきた案件を外注で作ってもらう方法がある。

 

そんなことから、初年度からいきなり年収1,000万円以上をとれる人も意外といるものだ。これはこれでもちろん素晴らしいこと。

 

しかし最初からそこそこ稼げてしまうため、真のビジョンは特になく進み、労働集約型で大きな成長カーブを描くことはない。そのままでいくと、世界を変えることはないだろう。

 

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一方でイノベーションを起こすインターネットサービスは大抵、最初は投資期間があって大きな赤字となるが、その後に爆発的な成長がある。

 

 

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はじめからそこそこ稼ぐ営業出身の起業家は「赤字は悪だ」と新事業(自社サービス)への投資をしない場合がほとんどだが、仮にもし世界を変えたくなったら、イノベーションを起こすような自社サービスを作っていくことも可能だと思う。

 

そのためには視野を広げ、何より『自分のできないこと』を知ることが大事なんじゃないかと思っている。

 

営業会社ではナンバーワン営業マンが『最も仕事ができる奴』だから、トップ営業マンは起業しても自信満々でいてしまうが、自社サービスを作り出すと、営業はほんのひとつの役割にしかすぎず、いきなり事業企画やマーケティング、開発をすることはできない。(猛烈に勉強してすべてを自分でできるようになっても、1人でできることはたかが知れている。)

 

 

 

唯一の方法は『最高の仲間』を集めること。

 

 

営業が得意ならば、最高のエンジニア、最高のマーケッター、最高の事業企画室長らを採用する。つまり『自分より優秀な人たち』を採用することが大きな仕事となってくる。(加えて最前線で体を張ってくれるような人たちがいればなお良い。)

 

 

そして真のビジョンを掲げ、それを言い続ける。ルフィが特性をもった仲間を集め、「海賊王にオレはなる!」と言い続けているのと同じだ。

 

 

携帯電話営業などの経験しかなく起業した私の周りには、起業してそこそこ稼いでいても、「世界を変えよう」と自社サービスをしている人は殆どいない。

 

 

営業出身の人でももっと「世界を変えたい」という壮大な起業が増えていけばと思っている。

 

 

金谷元気(akippa)Twitter

1984年生まれ。akippa株式会社の代表取締役社長。2009年2月に会社設立。2014年4月から駐車場シェアリングアプリ「akippa」を運営。2014年12月に、IVS 2014 Fall Launch Padで優勝。2014年までのブログはコチラ