Airbnbを知らずに生まれたakippa

akippao

 

先日書いた企業理念の根底という記事にある通り、akippaというサービスは企業理念から生まれた。

 

2013年5月に企業理念を『”なくてはならぬ”をつくる』にして、そこから『なくてはならぬもの』とはどういうものか考えた。

 

そんな時、普段の生活において多くの人から聞く”困りごと”に強く反応している自分がいた。

 

その結果「多くの人が困っていることを解決すればいいのか!」というところに行きついた。

 

会社の壁に模造紙を貼り、当時のスタッフ30名ほどで約200個の困りごとを書いた。自分の困りごとだけじゃなく、家族や友人の困りごとも書いた。(実はこの取り組みはかつてあった伝説の大阪ベンチャー『リョーマ』でも過去に行ったと聞いたことがあった。)

 

そしてその模造紙に、ある女性社員が書いた「コインパーキングは現地に行って初めて満車と知るから困る」というものがあった。

 

これは問題が大きそうだということで早速調べてみると、自動車台数は7,000万台以上あるのにコインパーキングは500万台分しかなく、東京と大阪だけで毎秒10万台が路上駐車をしているという事実がわかった。しかも路上駐車をしている理由の4割は「コインパーキングがないから」だった。

 

ではそれをどうやって解決するか?についてはスムーズに出てきた。メンバーの何人もが過去に「あの空いている月極駐車場や個人宅の駐車場に、一時的に止めれないものか」と一度は考えたことがあった。

 

月極駐車場や個人宅の駐車場も、調べてみると少なくとも3,000万台分以上が遊休の状態だった。

 

そして、コインパーキングがなくて困っている人と、3,000万台の遊休をスマホでつなぐサービスを作ることになった。

 

 

これがakippaの誕生のきっかけ。

 

当時のスタッフ全員が、AirbnbもUberもシェアという概念すらも知らない状態で偶然始まったものだ。

 

企業理念をちゃんと考えてなければ、今頃もイオンのイベントスペースでインターネット回線を売っていたかもしれない。

 

 

金谷元気(akippa)Twitter

1984年生まれ。akippa株式会社の代表取締役社長。2009年2月に会社設立。2014年4月から駐車場シェアリングアプリ「akippa」を運営。2014年12月に、IVS 2014 Fall Launch Padで優勝。2014年までのブログはコチラ